子どもの妄想。

子どもの妄想。

この4月から奇数州の土曜日は対外的にはSC(歯のお掃除)のみの診療とした。
ただし、弟のリハビリのため、身内への治療を行う時間も取ることとする。
初めての昨日は、母とうちのパパそしてワタシの歯式を取り、SCをして、治療計画を立てることとして、弟にもそう説明してあったはずなのだが、母は代診の先生が途中まで治療を施し、さてどうしよう?と悩むところでストップしている。それをチーフとワタシ、弟そして母とで考えて行く予定だったのだが、弟は母のカルテを何度も見ては「困ったなぁ」といつもの口癖。いやいや、あなた一人で考えて治療を進める予定ではないのだし、と思っていたのだが、母をチェアに案内すると、いきなりトレーにバイトワックスを貼り出す。母の口腔内でトレーを合わせることなくである。まずは口腔内でトレーを合わせてからが手順なのに、それをせず「これで大丈夫やて」で始めてしまう。打ち合わせと違う行動に唖然とするチーフとワタシ。トレーは案の定、大きすぎたので、交換させて、それより先に歯式を再確認して、どう治療して行くかを話し合うべきであると諭して、歯式を取らせるも、こちらが促さなければ、ほぼ無理であった。言葉が出ないからだけではない。解っていないのが本当のところであろう。そして今ある義歯に増歯するかとも言い出す。無理やろそれは!で作り替えとなり、ここで改めてトレーに練った印象材を盛り、印象を取る作業に入る。まずは弟に全てやらせるも、成果物は不良。母をチェアに案内してから小1時間経ち、母の負担も相当になってきたので、チーフにお願いする。
そして代診の先生が左上5番を感染根処して、根充したものの、コアを入れれる状態ではなく、残根のまま義歯をと考えているらしいのだが、現在、仮封状態なので、ここに根面板を入れるか、CR充填するかしないと義歯は入れられない。それも理解出来ていない有様である。出来る出来ると口では言ってはいるが、所詮、子どもの妄想と同様である。ままそれは解っていたことなので、想定内であるが……。チーフと左上5番はどうするの?と聞くと根面板は無理なのでCRにすると言うので、では今からCRをで、CR充填の準備をして、黙って様子を見るも、仮封のキャビトンを除去後、患部をきれいに整え、いきなりCR充填をしようとする。流れとしては、スコッチボンド→エアブロー→照射→CR→照射→研磨である。
途中までなんとか導いたが、CRが十分に充填されておらずで、チーフが声がけして対処、その後、研磨することも忘れて、チーフに促されての研磨となる。最後に母に舌での確認をしてもらって、ひとまず終了となる。

この後、弟には、とにかく下仕事をしっかり出来るようになりなさい。下仕事も出来ないようなら、治療なんて出来るはずがない。
良かれと思って、最初の頃に、印象材を練り、トレーに盛り、印象を取る。取った印象に石膏を流す。その作業をしなさいと言ったのに、すぐにやらなくなった。確かに印象材の練りも、トレーへの盛りもいまいちだったし、石膏については水分量が全く理解出来ずだったので、嫌気がさすのも理解できるが、継続してやっていれば、それなりの成果物が上がるようになるはずである。それさえも継続して出来ない。そんな奴が治療なんて出来る訳がない。
代診の先生の治療風景を背後から見ていても、何が見えると言うのだろう。しかも見ている態度が横柄である。
真摯に向き合う。それが出来なければ、復帰してもらわなくて結構である。
と真剣に話した。
どこまで響いたであろうか。

今日一日、本当に疲れた。ちなみに午後はワタシの歯式を確認させて、治療計画を立てた。それだけで1時間。その様子はまた後日。

さて月曜から仕切り直しだ。

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