そして土曜午後。

そして土曜午後。

土曜午後にはスケーリングの患者さんが入っていない空いた時間でワタシの治療開始となった。
手順通り、まず歯式を取る。ここで、やはり言葉が出ないだけでなく、解っていないのもあるように見受けられる。ホワイトボードの歯式表を提示して、右下⑤6⑦のBrがなく、ひとまずBrTekを入れて様子見したいと要望。
さてこの場合どうする?と問いかけるも、右下5番には弟が病前にTekを入れたので、それをひとまず取って、Tekimpして、Teksetするが考えられない。こちらが誘導してやっとである。
左下4番に入っているHJKが高い気がするが、これは咬合調整すべきか?と問いかけると、「やろうか」とは言うが、この場合、右下のBrが入っておらず、右下5番はTek、右下7番はコアだけなので、BrTekが入ってからの咬合調整がいいのではとチーフからの誘導有り。
右上4番は感染根処後、患部の様子がいまいちだったのでTekが入っているが、これはどうすべきか? 痛みはない。との問いかけにも「入れよか」だけである。何を入れるの?と聞くと、なんとかHJKとの言葉は出た。
解っていると本人は思い込んでいるようだが、治療の手順はほとんど抜けていると思っていい。こちらが誘導してやっとに見受けられる。
とすると……根治から根充は今のところ出来ないであろう。母の根面板代わりのCR充填でさえ、十分には充填出来ていなかったため、目がちゃんと患部を見れているかが怪しいところである。
歯の治療は削って埋めてが基本なので、それさえクリア出来れば、ある程度のことは出来るのではとはチーフの見解なのだが、それでも手順が解っていなかったら出来ないし、口腔内も歯の形も人それぞれなので、それを理解しつつの作業となる。臨機応変な対応が必要となるし、細かい作業の繰り返しである。果たして、どう導けばいいのであろうか?
試行錯誤は続く。

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