土曜日の頭痛騒動後、日曜の朝ごはんは適当にパンを買っておき、夕ごはんは母に頼んだ。
パパの土曜午後を奪ったことに対するパパ孝行の意味でもである。
そして月曜日を迎え、スタッフの皆が、院長がボ〜〜〜ッと代診の先生方の治療を見ているだけでは、良くないだろうと気を利かせて、治療のサポートに着くようにと仕向けてくれたのに、それがどうもお気に召さなかったのか、腰が痛いと言い出した。スタッフの皆にも代診の先生にも「痛い」「痛い」と訴えたらしい。その後、夕ごはんを作りながら、様子を見ていると、いつものようにソファにななめ座りをしている。腰痛持ちである私には考えられない姿勢であるから、やはり大げさに言っているのかオオカミ少年の確率が高いと睨んだ。頭痛の時もそうであったように、大げさに言って、人の気を引きたいのであろう。ちなみに私には腰が痛いとは一切言わない。その晩は知らぬ顔をして、翌朝、やはりソファでななめ座りをしている現場で雷を落とした。これは前にも一回やったことがあるので効果は薄いかもしれないが、ままやってみようと実行に移したのだが……。むくれてはいたが、それなりの効果はあったのかもしれない。「前から言っているように、腰が痛いのにその格好は無理。腰痛持ちの私にはそれは通用しない。腰が痛い、痛いと言うのなら診療室に来なくていい!」と。それでも今現在、診療室に来て、代診の先生の横に着いているし、印象材も練っていた。
果たして、いつまで効果があるだろう。
だが、時々の雷は必要なのかもしれない。
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