日時感覚。

高次脳機能障害

高次脳機能障害にありがちな遂行機能障害、注意障害、半側空間無視そして失語症が主な症状だと思われる弟。
週一のST(言語療法士)さんのリハビリだけでは本当のところ心許ないのだが、致し方がない。日々の生活の中でリハビリをしていくしかないのだが、本当のところ、どこまで出来て、何が出来ずで苦労しているのかは、本人にしか解らない。だから嘘をつかれると全くサポートが出来ない。
本人はそういうつもりもなく、何気に分かるからと思って発言していることも、こちらの意図することと違えば、嘘になってしまう。この辺りの見極めが非常に難しい。診療室内のことは、ほぼスタッフにお任せしているので、ままいいのだが、生活全般はワタシのサポートによるところが大きいため、ちょっと頭が痛い部分である。
今の課題は、始業時間に合わせて、自ら、時間を気にして、診療室へ向かわせることである。これが案外出来ずなのだ。時計以外にもスマホやTVにもデジタルの時間表示がされるので、それを見るようにと何度も言っているのだが、やはりワタシの動きを見ないと動けない日が多い。特に午前である。午後は意外と大丈夫なようだ。
午前と午後の違いは何であろうか?
身体が動いてないからであろうか?
ならば、朝の散歩や運動を取り入れると、身体も締まるし、頭の働きも違ってくるであろう。簡単に出来るものはやはり散歩だが……。簡易なトレーニングルームでも作ろうか?しかし本人のやる気が伴わないと無駄になる。
時間が解決してくれる問題であれば良いのだが……。本人の「この障害をなんとかしよう!」という強い意思がない限りは、無理な気がする。
なにせ今朝も8時50分となっても、ボ〜〜〜ッとTVを見ている有様ですから。我慢して我慢して、8時49分になると共に、事務所兼寝室としている部屋から、ゆっくり出て、「今、何時なの?」と聞いて、行動を促す。これが毎日のように続く。せめて8時45分には動き始めて欲しいのだが、本人にはその意識はないようだ。
これを打開する策はあるのだろうか?
?マークの嵐は続く。

しゃん

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白茶たちと楽しい毎日♪ 柑橘系黄色なNEW Kangoo乗り、くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

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