チェアの修理をお願いしていた材料屋さんが、午後にいらして、そのチェアでやっている診療が終わるのを待っていた時、弟が話しかけていた。
「レーザーはやはりなおらないのか」
と。
それは、病前にすでに解決していて、保証期間が終わって、かつ、部品供給も終わっているから、修理は無理となっていたのだ。
それなのに思い出したかのように、定期的に材料屋さんに聞く弟。
多分、今日で3度目かと思う。
材料屋さんももう解っていらっしゃるので、一応ちゃんと対応していただけてて感謝である。
クソだの、なんだのと小汚い言葉で、悔しがっていて、何が出物はないかなどと聞いているが、レーザーの新品ないし、中古をあつらえたところで誰が使うのだと言うのだ!?
現に今は、代診の先生が自身のところで使っていたレーザー治療器を持参してくださって使っている。
それで十分である。
治療ができるようになってから言えよ! がワタシの本音だ。
自分はちゃんとしているんだアピールなんだろうか?
弟の考えは見えてこない。
そうやって材料屋さんに聞いている弟を見ている代診の先生やスタッフたちの目が冷たかった。
あ〜やはりダメなんだと思うよね。
ワタシも思うもの。
アピールではなく、実行しなさい。
そうやってアピールしている時にも、弟にやってもらっている下仕事はたまっていく。
たまらず、仕事しなさいと肩を叩いた。
ジョージくんと名付けた歯科の口腔内模型も1年以上触っていない。
虫歯治療や、根幹治療ができる模型である。
やる気になればと思い、取り揃えたのに非常に残念だ。
なおることのないレーザー治療器を弟の目のつくところに置いてあるのがダメなんだと思い、そそくさと移動する。
コロも経年劣化で破砕していて、床に跡がついた。
それを不織布のフキンで拭きあげるワタシ。
ちょっとだけ物悲しい水曜午後。
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