我が家の今の状態は、絶妙なバランスで成り立っている。
どこか一角が崩れてしまえば、あっという間に倒壊するであろう。
と言うのが、パパとワタシの共通見解である。
ただ人というのは、案外しぶとくて、その場その場をなんとか切り抜けていける力があるのではと感じたのが4年前。
弟が倒れた後の怒涛の日々をやり過ごしていく中で、身をもって感じ取ったことである。
抗わない。
ずっとふんわり生きてきたワタシが、この波にしがみつきつつ、得たものはこの言葉である。
ふんわり生きてはいるが、実は直情型なので、その感情はパパへ向かってしまうこと多々ではある。
しかし、パパが比較的抗わない人であり、ワタシの道標であるからこそ、抗うことなく、ふんわりこれた気もする。
がしかし。
このコロナ禍は、ふんわり抗わずでは乗り切れない気もしている。
現に……うぅ〜んと感じることもあったりで、周囲に愚痴ってしまっている自分自身がいる。
いかんな!
と思うのだが、いやいや〜あかんやろ! で愚痴が出てしまった。
確かに行動範囲が狭まれて、皆がストレスを抱えてしまっているであろうことは分かる。
不要不急って何? ってなるのも分かる。
でも分かるけれど、分からない。
ソニアスラン県も過去最多が続いていたが、昨日はなんとか減っていた。
でも皆が夏休みをとる頃にまた爆発的に増える気もする。
人間は弱いんだよ。
楽な方へ流されるんだよ。
それは仕方ない。
ただし、楽な方へ目を向けた時に、もう一度、自分のまわりをぐるんと見回してみよう。
まわりの人たちを不幸にはしたくないでしょ。
人じゃないけれど、ワタシは蘭丸を不幸にしたくない。
一度、飼い主さんを亡くしてしまった蘭丸に、もう一度同じ思いを味あわせたくない。
だから自分自身で行動制限をする。
そんな火曜朝。
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