複雑なことはできない。
これが高次脳機能障害となった弟の特性である。
単純作業を一つ一つこなしていく。
この積み重ねで事をなす。
でも人は誰しも単純作業を積み重ねていって、複雑にしているだけである。
そう考えれば、弟も単純作業の組み立て方次第で、複雑にしていけるのではないだろうか。
それに時間がかかるかどうかの違いもあるが、時間をかけても大丈夫な作業ならいいのではないだろうか。
そんな作業を見つけ出す。
そんな作業としていく。
これが彼を取り巻く環境で構築できればいいのではと考える。
ただし違うのは、一つ事をやっている時に、違うことを指示すると無理なのだ。
健常なものならば、それもやっていける(はず)だ。
だから指示の出し方を工夫せねばならない。
これは指示を出す方の脳が柔らかくあるべきなのだろう。
こう指示すればいいのでは!? との考えはワタシの頭の中にあるのだが、いかんせん反発されるのが必須な姉弟関係であるから、難しい。
スタッフたちに周知するのも難が多い。
さてどう構築していく!?
脳をさらに柔らかくして考えよう。
そう言えば、パーソナルトレーニングの帰りはパパに送りをお願いしていることが多いのだが、先日もそんな送りの車中でいろいろ話をしたらしい。
パ:「頭の中がどうなっていると感じるの?」
弟:「霧が張っているようだ」
パ:「仕事は?」
弟:「何をやっているのかわからなくなることがある」
などなど。
そう言えば、ちょっと前に姉ちゃん抜き男ふたりで焼肉屋へ行くって話があったそうだが、緊急事態宣言が出ているから行けないよね〜。
開けたら行きなはれ。
ワタシはテキトーに美味しいもの食べに行くから大丈夫(笑)。
そんな金曜午後。
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