右手が少し不自由なのと、元々左利きなのが重なって、主に左手を使っての作業がどうしても多くなっている弟。
リハビリのために、なるべく右手を使うようにと言っても、全く聞くことなく、日々生活している。
ただし左手で作業してもミスは起こるわけで……。
さっきもウォーターサーバーの前で何かを盛大に落として
「も〜!」
と唸っていた。
水やお湯じゃなければ、それでいいんだが、水とかならヤバいなと耳をそばだてていたが、どうやらお茶などのスティックだったようだ。
診療中、なるべくサクサクとレセコン入力などがしたいってこともあって、先生方やスタッフたちの言動に耳をそばだてている。
診療室に入っていき、サラ〜ッと見て歩くこともあるのだが、主に耳で情報を収集している。
昨日、そんなことをパパと話していて、弟の言動にもちゃんと耳をそばだてて、適切なサポートが出来ていれば、今現在もう少し違っていたのかもしれないねとの着地点となった。
パパの母も現在、認知症!? と思われる行動があり、それについても同じだよな〜と。
でも出来ることには限度があって、なかなか難しいよねとも。
能力のある人なら、ワタシたち以上に出来るんだろうけれど。
そんなことを話しながら、やはりもう少し努力して、診療中の弟の言動にも気をつけて、ちゃんとサポート出来るところは、していかねばいけないのかもしれないと思い至った。
実は水曜日に、レントゲン写真を連続で2枚撮って、2枚を少しの時間差で現像していたのだが、スタッフが弟に
「写真持ってきて」
と指示して、1枚持ってきたところで、現像機のスイッチを止め、蓋を開けてしまっていた。
チーフが気がついて、即対応してくれたので無事2枚目も現像されたのだが。
レントゲン写真撮影時の撮影スイッチを押すのは弟の役目である。
だから2回スイッチを押している。
それなのに、1枚の写真を取り出して、事が終わったと思ってしまう。
これは高次脳機能障害の影響ではある。
失語症の数障害と、短期記憶の低下の重ね技である。
レントゲン写真を2枚連続で撮ることは、あまりない。
だからってこともあるのだが、健常者であれば、それを忘れることはない。
それをどう保持しておくかである。
弟が紙に書くのも手だが、失語症があるため、書くのもササッとはできない。
やはりこちらからの声がけが重要になってくる。
それがちゃんとできれば、お互いストレスなく仕事を進められる。
忙しいスタッフにそれを頼むことはできない。
その声がけをワタシが出来るようになれば問題は解決するのだ。
能力を上げていかねばである。
いやはや、神様はどこまでワタシを試されるのであろうか!?
そんな金曜朝。
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