弟はお金に細かかった。
高次脳機能障害となったからと言っても、根本は変わらないようだ。
病前は、診療が終わると、医院内のありとあらゆるの電源コードを抜いていた。
雑多な人たちが抜くので、コードの接続部分が悪くならないかね〜とも思ったし、基本、さほど効果があるとは思われずだったので、病後1年ぐらい経ったあたりで、やめさせた。
だってレセコン、電話などの電源コードは入れっぱなしなんだから。
あ〜そう言えば、レセコンのモニターの主電源も切っていた。
バンバンとありとあらゆるコードを抜いていた印象が強かった。
そんな感じで、節電による節約ってことで、日々目を光らせていたようだ。
本業のお取引先で、夜遅くのFAXが届かないところがあるんだけど、それもきっと電源切っているのだと思われる。
う〜む〜。
ワタシ、帰宅後に伝票打っての、FAX(即、伝票が欲しいってところだけ)って手はずしか取れないので、夜に電源切られると、どうしようもないんだが。
で翌日、「届いていません」との電話が入っての、パパによる再FAXとなる。
メールで事足りるのならいいんだが、この業界、FAXが主流な訳で……。
FAXの電源を切るのは止めていただきたい。
そんな弟だからこそ、お金に絡めると良いのでは? と思ってはじめた○万円を月初めに渡して、金銭出納帳をつけさせての、金銭管理。
金銭出納帳はレシートとともにSTさんとのリハビリ時に見せているようだ。
そして今朝、出勤後、あれこれやっているワタシの元に、財布とメモ書きを持って現れた弟。
月初めの○万円をもらおうとしていたらしい。
ところがだ。
ワタシは基本、現金をたんまりとは持っていない。
昨日も帰りが遅くなり、ATMには寄れていない。
なので弟に渡すべき○万円は財布にはない。
しかも今! すんごく忙しく働いている最中なのだ。
イラッとするわ〜。
「今は無理だから、あなたの都合で動かないでね」
と言い残して、作業を続ける。
一事が万事そんな感じである。
人の動きが理解できないのであろう。
病前は人の動きを推測しすぎて、ストレスが溜まって、クモ膜下出血に繋がったのかもしれないが。
ちなみに財布とメモ書きではなく、財布と金銭出納帳を持参して欲しいんだが。
なぜメモ書き?
以前の習慣(財布のお金が少なくなったら、いくら残っているのかを勘定してワタシに申告する)が抜けないのかもしれない。
お昼には銀行へ行ってこないと。
そんな水曜朝。
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