無言。

高次脳機能障害

ふと院長室のホワイトボード手作りカレンダーを見ると、毎日測るように言ってある体重の記載がない。
「なぜ測ってないの?」
とパーソナルトレーニングへの送り途中に聞くも無言のままである。
測ることに意味があるのにとても残念である。
ST(言語聴覚士)さんとの取り決めで、リハビリ時の体重測定は12月から月一に変えたらしいが、ワタシはそれは意味がないと思っている。
測らなければ、測らないだけ、意識が薄れて、体重増加に繋がる。
人は誰しも自分には甘いのだから。
例え毎日は意識しきれなくても、ふとカレンダーに記録してある体重を見た時に
「アッ!」
と感じられればいいのではないだろうか。

それが出来なければ、より一層の体重増加になるであろう。
自己管理のできない自由な生活なのだから。

成人病の宝庫であり、クモ膜下出血を患った弟である。
肥満は大敵なのだ。
それなのに、それさえも理解できない。
高次脳機能障害のせいだと言えば、それまでなのだが、それまでで終わらせて良いことではない。

24時間一緒にいてあげられて、全ての生活のサポートができれば、また違ってくるであろうが、それは絶対できない。
ワタシにはワタシの生活もあるから。
だから少しでも弟自身で自分の状態を可視化していけば良いのにと思っての日々の体重測定なのだが。
理解できていないようだ。
残念であるが仕方ない。
そしていろいろ嫌なことを言い続けても反応はない。
ただし相当イラッとしているのは、送った先でのドアの閉め方で理解できた。
言い返せばいいだろう。
しかし言葉が上手く出ずなのか、ワタシの言葉が理解しきれずなのか、どちらかで言い返せないのであろう。
困ったね。

元来、権威ある人間には弱いのが弟である。
だから先生と呼ばれる人の言うことは、ちゃんと聞く。
そこを利用してと思っているのだが、なかなか上手くいかない。

そう言えば、チーフから
「朝、雪かきしたからか、今日は言葉も出たし、仕事もちゃんと出来たよね」
と月曜に言われてたなぁ〜。
せめて朝の運動を一緒にするか。
運動と言っても、YouTube利用の体操ぐらいだが。
しかもワタシが出勤する日限定だけどね。

体重よりまずは体を動かすことからかな。

そんな木曜朝。

しゃん

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白茶たちと楽しい毎日♪ 柑橘系黄色なNEW Kangoo乗り、くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

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