言い訳。

高次脳機能障害

診療室等の最後の電源等のチェックは弟の仕事である。
今朝、出勤して、ふと見ると、ある器具2点の電源が点けっぱなしであった。
とりあえず自分で消して、やらねばならない仕事をして、弟のところへ行き
「昨日は最終チェックしたの?」
とたずねると
「した」
と答える。
器具のところへ連れていき
「これ二つ点いてたよ」
と言うと
「これ消すの?」
と言う。
いや〜病前から消しとったやろ。
消すって決めたのは自分やろ。
と心の中で呟きつつ。
「消すよ。あなたの病前はコンセントも抜いてたやろ」
と返すも不満顔。
チェックしたのは嘘なのか、もしくはほぼ見ずでお終いだったのであろう。
ToDoリストには印が打ってあったが、メクラ打ちである。

ここのところ、ミスが目立つ。

昨日も滅菌かけていないものが、殺菌灯付き収納庫に収まっていたそうだ。
どうやら滅菌器の電源を押して、扉を閉めただけで、スタートスイッチを押さずだったらしい。
どうしたらこの手順を忘れずでいられるのか?
とチーフと頭を悩ませたが、良い案はあまり出なかった。
今、やっている手順を変えると、また定着するまでに時間がかかってしまう。
それならば、今の手順で行くのが今の所のベストなのであろう。
とりあえずラベルプリンターで①電源オン、②閉める、③スタートオンとプリントして、滅菌器に貼り付けて、手順を記した。
果たして上手くいくであろうか?

そんなこんなで、弟の仕事については、スタッフ皆で目を光らせていなければならない。
ミスが出ると途端に患者さんの迷惑になるからである。
これは弟の仕事以外でもそうである。
常に『より良き』を目指さねばならない。

弟は自分が与えられた仕事にミスが出ないようにしなければならないのに、それを理解しきれていない。
自分がちゃんと出来ていると思い込んでいるのか、ミスを指摘すると
「俺じゃない」
「うるせぇなぁ」
となる。

嘘。
言い訳。
不理解。
それとも……。

サポートする側からすると、ミスの原因を掴むためには、本人がどこでミスったのかを確認する必要がある。
嘘や言い訳をされては、それが不可能になる。
それを滔々と問うも、耳を押さえて聞く気はない様子である。

仕方ないのか。
そろそろ限界なのかね。
早々に新たな道を切り開ければ良いのだが、凡人には難題である。

そんな火曜朝。

しゃん

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白茶たちと楽しい毎日♪ 柑橘系黄色なNEW Kangoo乗り、くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

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