今日は弟の週一パーソナルトレーニングの日である。
その前に彼がこのトレーニングを受けることで、自分自身をどうして行きたいかと朝一番でたずねた。
答えは返ってこなかった。
「ただ単にワタシに通えって言われたからなのか?」
「先生たちやスタッフたちにこんなことやっていると自慢しただけなのか?」
「自分の体をどうしていきたいのかというビジョンもなしに通っているのだったらやめなさい」
「リハビリも然り。自分自身をどうしていきたいかって目標なく、ダラダラ続けていくのは意味がない」
などなど問うてみたが、全く答えは返ってこない。
どう思っているのであろう。
彼の一番のネックであるお金に話を持っていったが、これにも言葉は返ってこなかった。
二番目のネックをついてみたが、こちらもダメ。
突き方を間違えているのかもしれない。
パパに任せてみようか?
でも現在、パパは他で頭を悩ましているから無理かもしれない。
そんなことを考えつつ、朝の時間はあっという間に過ぎていく。
朝の体操も今週になって、ワタシの忙しさでやっていない有様だ。
弟の体操する様子を見ていて、
「これは……」
と思ってしまったのも遠因ではあるが。
あれは体操じゃないわ。
ダラダラと動かしているだけである。
今現在の人となりを表していると唖然とした。
あとひとつ気になるのは
「うるせぇな」
って言葉が弟の常套句になっていること。
昨日の朝もスタッフたちや先生に向かって言っていたので
「ガキか! それ3歳児やぞ」
と通りすがりに言い放っておいたが、果たしてそれが効いたかどうかはわからない。
いまだに『子ども返り』の状態を抜け出せられないのだろうか?
病後すぐに、身近な友達がお世話になっている歯科医師に
「最初は子ども返りするからなぁ」
と助言された。
確かに子ども返りしていた。
しかし5年が経とうとしている現在、まだそのカケラが残っているのが解せない。
やはり高次脳機能障害のせいなのであろうか?
言葉を紡いでいく時に間違えてしまったのかもしれない。
病後に言葉を失くしてしまったのだから。
それを紡ぎ直している日々である。
まぁでも素が出た結果なのかもしれない。
そんな水曜朝。
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