時間。

高次脳機能障害

「7時に出発するからね」
と弟に言い残して、隣のスーパーへ買い物に行く。
今日は7時半から弟のパーソナルトレーニングの日である。
自身では積極的に動こうとしない弟を強制的に運動させようとの試みで、続けているトレーニング。
買い物をして帰ってくると、外でうろうろしている弟。
どうやらワタシの車が置いてある患者さん用の駐車場まで見にいっていたらしい。
「7時って言ったよね?」
と再確認。
いつものように無言の弟。
「まだやろ! 7時になったら降りてきなさい」
と2階の居住空間へ戻るように促した。
ところが時間の概念がないのが不安なのであろう。
荷物を持って2階から1階の院長室へ移動してきた。
自分なりに工夫していることは良いことである。
6時50分になったので車を裏玄関前まで移動させて、自分の荷物を車に移動させて、車内で待つ。
確かに7時に出発とは言ったが、荷物を車に積み込んでいる様子も見ているし、車のエンジンをかけて待っているのも知っているはずなのに、何分経っても裏玄関から出てこない弟。
6時57分になったので、いい加減にしろと思い
「何しとるの?」
と言いに行く。
スマホの充電をしつつ、スマホを眺めている弟。
あぁぁぁぁぁ。
である。

車内落雷祭りとなった。

体重も一向に下がる様子もなく、増える一方である。
なんのためのパーソナルトレーニングなのであろうか?
金にうるさい弟の肝を狙っての
「金をドブに捨てとるようなものやね」
と言い放すも、やはりずっと無言である。

よくよく考えれば、時間の概念がないってことは、お腹が空いたら食べるを繰り返しているのだ。
木、土、日そして祝日の弟は特にそうである。
弟がリハビリのために取り置いてあるレシートを見れば、それが見えてくる。
つまり、健常な人はおおよその時間を決めて食事を取るのだが、それがないのである。
お腹が空いたとのスイッチがどの具合で入るかは人それぞれであろうが、多分、そのスイッチが入るのが早いのであろう。
ひょっとしたら、脳損傷がそのスイッチまで壊してしまったのかもしれない。
リハビリのための入院でお世話になった病院の看護師さんが、その当時
「どんどん太っていくよ」
とパパに伝えたそうだ。
脳損傷の患者さんにありがちの様子なのであろう。
その病院でもすぐお腹が空いたと訴えてたし……。
だから
「時間を決めて食べるようにしなさい」
とも言ったが、果たして伝わったであろうか?

雷が少し響いたのか、昨日のトレーニングの最後に、トレーナーさんに食事のあれこれを聞いていたようだが……。
トレーナーさんからの助言を覚えていられるのかな?
今後、こちらからトレーナーさんに改めて相談してみよう。
弟の食事に関わる資料は地道に作っていっている最中なので。

そんな木曜朝。

しゃん

しゃん

白茶たちと楽しい毎日♪ 量子灰色なAUDI SQ2でカッ飛びつつ、くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

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