「2階(居住空間)のインターホン使えるようにしたから」
と弟に告げにいくと
「ふん」
とだけ返す弟。
「違うやろ」
と問うと、目を見ることなく
「すみません」
否、ここはそれじゃなくて、適切な言葉があると思うんだが……。
何度、問うても無駄のようだ。
「ありがとう」
が出てこない。
高次脳機能障害となってからなのか、以前からなのかは知らないが、ワタシが携わってからは、弟からの「ありがとう」を聞いたことがない気がする。
「お大事に」
も出てこない言葉の一つである。
早めに出てくる濁点がダメなのか? とも考える。
しかし代診の先生方との馬鹿話はするし、気が狂ったのか? 的な笑いもする。
この笑い声がワタシの癇に障って仕方がないんだが……。
ワタシが大切に思っている言葉は、弟的に身につきにくい言葉なのであろう。
考えるに、弟はずっと躁状態であるかのようだ。
まま鬱になってもらっては困るから、それはそれで良しと捉えるべきなのだろうが。
躁状態だからか、自身が咎められた時の反応は激しい。
院内の下仕事をしている時に、スタッフから「やってない」と咎められると「俺じゃない」的な激しい反応を示す。
否、”俺の仕事”だし。
そして仕事をする気がない(パパの見解)証拠に、後ろ手を組むことが多い。
仕事する人は手は常に前か横にある。
後ろで手を組むってことは、仕事をする気がないってのがパパの見解であるのだが、まさに今の弟がそうである。
下のものの仕事を見張っているってところであろうか。
ちなみに車の助手席に乗ったときは、前で腕組みしていることが多い。
見るたびに「コイツ偉そうだなぁ」と思ってしまう。
印象は非常に悪くなる。
そう言うことに気がつかないのが、高次脳機能障害なの?
弟の場合、単に素の性格なのかもしれない。
そんな月曜午前。
週末は写真漬けで、満腹状態でした。
撮る方も観る方も。
でも少しずつ、人を撮ることに「ヨシ!」と思える場面が多くなってきて、撮り続けてきて良かったなと思っている。
まだまだだけれど。
レンズ追加したい(笑)。
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