と朝から言いにきた弟。
「先週も金曜日に行ったよね。
その時に整形外科の先生から何をどう聞いてきた？」
と問うても、答えはなし。
当たり前だが、高次脳機能障害を舐めちゃいけない。
短期記憶が抜けがちであり。自身でメモを取ることすら出来ず、都合の良いことしか覚えていない。
そして帰宅後に、人と話した内容がプラスされているようでは、ひとりで通院しても意味がない。
しかし受付、レセコン入力といった仕事があるワタシは付き添えない。
もちろん弟の歯科医院が休みの木曜も基本、本業の仕事や雑務がある。
先週のこともあり。来月の定期通院には、失語症意思疎通支援者をお願いした。
糖尿病であり、高血圧、高脂血症など、成人病の宝庫である弟。
そして病後、20キロ以上体重を乗せてしまった弟。
足に浮腫が出るのは当たり前である。
食生活を改善し、軽い運動習慣などをつけなければ、浮腫どころではなくなるであろう。
それを何度も何度も言ったが、全く聞く耳を持たずで6年。
さすがに言い飽きた。
本人の意思が働かなければ、周囲が気を揉めようが、どうしようもない。
例え24時間一緒にいようが、それは同じであろう。
さてさてここまで先週の金曜に打ち込んでの、現在は火曜朝である。
失語症関係の方々と交流をはじめて、約1年。
ふと思うことがあって、いろいろ口を出しているが……。
高次脳機能障害って観点が、ごっそり抜けている気もする。
失語症に特化しすぎているからかもしれないが、高次脳機能障害の中の一つの症状が失語症であるのではないだろうか？ と思う場面がところどころある。
今度、お世話になっているSTさんに、この辺りの疑問をぶつけてみよう。
高次脳機能障害のことを念頭に置いて、いろいろな方面から見ることで、さまざまなことが見えてくる気もするのである。
確かに症状が軽い方はいらっしゃる。
でもそれは目に見えていないだけのような気もする。
それが高次脳機能障害なのだから。
『原点に戻れ！』と誰かに言われている気もする。
そんな火曜朝。
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