優先順位。

高次脳機能障害

訪問リハビリで出されている宿題が一番大切だと曰う弟。
午前の診療中、診察室の下仕事(弟に与えられた仕事)がまだたっぷり残っているのに、宿題をしようとしていたらしい。スタッフに叱責されているのを耳にして、飛んでいき、とりあえず宿題をワタシの執務室に隠した。優先順位がまるで理解できないようだ。「もう宿題はこっちに持ってくるな」と言い含めたが、この一言は無駄となるだろう。であれば、常に隠すしかない。

訪問リハビリで出された宿題がいの一番であるのは、6年間ずっと変わらずではあるのだが、与えられている仕事よりも優先するのはいかがなものか。スタッフの憤りも理解できる。そうであれば「こちらの仕事はもうしなくて良い」とも伝えたが、また診察室には来るであろう。ずっとその繰り返しである。

『これは自分の仕事ではない』と思っているから不満があるのだろうが、それしか任されないってことはどういうことなのか? と考えてほしい。

受容が難しいのは理解できる。しかし生きていくためには、受容も必要である。受容することで変わる部分もあるはずだから。

そんな水曜午前。

しゃん

しゃん

白茶たちと楽しい毎日♪ 柑橘系黄色なNEW Kangoo乗り、くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

しゃん

しゃん

白茶たちと楽しい毎日♪ 柑橘系黄色なNEW Kangoo乗り。くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

最近の記事

  1. 優先順位。

  2. 知ったかぶり。

  3. 朝から。

アーカイブ
TOP