訪問リハビリで出されている宿題が一番大切だと曰う弟。
午前の診療中、診察室の下仕事(弟に与えられた仕事)がまだたっぷり残っているのに、宿題をしようとしていたらしい。スタッフに叱責されているのを耳にして、飛んでいき、とりあえず宿題をワタシの執務室に隠した。優先順位がまるで理解できないようだ。「もう宿題はこっちに持ってくるな」と言い含めたが、この一言は無駄となるだろう。であれば、常に隠すしかない。
訪問リハビリで出された宿題がいの一番であるのは、6年間ずっと変わらずではあるのだが、与えられている仕事よりも優先するのはいかがなものか。スタッフの憤りも理解できる。そうであれば「こちらの仕事はもうしなくて良い」とも伝えたが、また診察室には来るであろう。ずっとその繰り返しである。
『これは自分の仕事ではない』と思っているから不満があるのだろうが、それしか任されないってことはどういうことなのか? と考えてほしい。
受容が難しいのは理解できる。しかし生きていくためには、受容も必要である。受容することで変わる部分もあるはずだから。
そんな水曜午前。
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