この連休を自宅で過ごすべく、金曜の夜にこちらに戻ってきた。
ただしこの連休中に弟のスマホの機種変更をすることとしていたので、日曜午前の半日は彼に取られることとなるのだが、それでも母が土曜夜と日曜夜の食事を担当してくれることとなったので、比較的気楽になった。
よってパパと話すことも多くなり、いろいろ話し合うことが出来た。
そんな中、父の話になった。
かけ間違い。いやトラウマが大きいのだろう。
とは父のことである。
実は父の父、つまり私の祖父は文盲だった。もう20年近く前に亡くなっているのだが、生活を共にした中で、祖父を尊重する意識は全くなかった。そういう環境で私は育ったのである。今、思い返すとかなり歪んだ家庭環境である。
祖父は幼い頃の熱病が原因で、脳に障害を持つこととなり、勉学はほとんどさせていないと聞いた。そんな父親を持った父は、多分(本当にこれは想像でしかないのだが)幼き頃からいじめの対象であったのだと思う。それがトラウマとなり、とある事から目を背けるようになったのであろう。もっと早くに気がついていて、ちゃんとサポートしてあげれば良かったのかもしれない。
父が亡くなった時に、ご近所の人がお悔やみに来てくださり、帰り際に飾ってあった賞状を皆で囲みながら、「◯◯ちゃんもこの時が頂上だったよなぁ。」と談笑していらした。もちろん今回の弟のことも見聞きして、知ってのことであろう。
「なにくそ!と思って」とは父の口癖であった。そう唱え、歯を食いしばりながら、歩んでいったのであろう。そしてとある賞状をもらえた。確かに頑張って歩んできたことへのご褒美だったんだろうが、間違った意識を産んでしまう要因となったであろう。
そんなことを話しつつ……。自分自身を見つめ直す連休である。
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