世の中にはルールがある。
今回のコロナ禍では、マスクとソーシャルディスタンスは、人と接する上で最低限のルールとなるのではないだろうか。
歯科医院のスタッフは常にマスクを着用している。
ワタシはレセコンと受付のみだったので、マスクはしてなかったのだが、これを機に、手作りマスク(マスク品薄につき、ワタシはいいか〜で手作りなのですが)をするようにしている。
弟も診療室にいる時は、マスクをとりあえずしている。
それでも鼻を出したりしていて、苦言を呈したくなることも多々ある。
パパ曰く、デブだから仕方ないんじゃ〜って……。
そういう問題じゃないんだが(汗)
だからなのか、理解していないのか、お買い物にいく際にマスクをしていない。
スタッフがご近所スーパーで会ったときにもしていなかったし、今朝、コンビニまで歩いている姿をワタシが見かけたのだが、やはりしていなかった。
弟が医院に帰ってきてから
「なぜマスクをしない」
と問いただしたが、答えは返ってこない。
「マスクをしないとダメだ」
と言っても
「ハイハイ」
と二度返事するのみである。
やはりワタシの言葉は小言としか受け取られていないようだ。
何を言えば、響くのだろうか? と考えあぐねて
「やはり脳をやられて、馬鹿になったんだなと世間の人は思っているよ」
と伝えたが、多分、意味不明な言葉でスルーされたっぽかった。
ならば! と
「おじいちゃんと一緒だって言われてるわ」
と伝えた。
果たして響いただろうか?
今現在、マスクをすることは、生活者としてのルールだから、リハビリをお願いしているSTさんに念押しをしてもらうように頼んでおいた。
祖父は、小さい頃、高熱を出して、脳に障害を負っていた。
今考えると、弟と同じく高次脳機能障害だったのだろう。
文盲だった。
曽祖父が元気だった頃は、良き時代だったのだろうけれど、没後はいろいろあったのだろうと想像する。
それでも曽祖父の奥さん(つまり曽祖母だが)の実家からのサポートがあって、なんとかやってこれていたようだ。
その実家から、父に嫁入りしたのが母(曽祖母の兄弟の孫にあたるのか!?)である。
だからワタシたちの血は若干濃い。
そして弟は祖父と同じく高次脳機能障害となってしまった。
ちなみに祖母は脳卒中のため、40代前半で亡くなった。
その後の祖父は、ワタシたちの父と母がいたから、なんとか生活してこれたが、弟はどうするつもりなんだろうか?
多分、そんなことさえも考えられないのだろう。
悲しい現実である。
ではワタシはどうしていけばいいのだろうか?
とツラツラと考える火曜日の午後。
先は深く長い。
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