怒号が響いた弟宅であった。
朝、出勤してきて、荷物を下ろすべく、裏入口の駐車場へ入ろうとすると、ど真ん中に母の軽トラックが。
そして母は車の周囲をウロウロ。
何?
と思い、車道に車を停めて
「何しとるの?」
とたずねると
「〇〇(弟の名前)のゴミを」
との答え。
は!?
自分で捨てに行くようにと何度も何度も言って聞かせてあるのに、まだ母に頼っとるのか!
と朝から怒りが込み上げてきた。
ありえへん!
母は車に乗れるとは言え、若干歩みに不安があり、ここ最近、歩くときは杖のお世話になっている。
実は車の運転もどうだろう? と娘であるワタシは思いながらも、田舎では車なしではやっていけないので、片目をつぶっている。
どうしようもなくなれば、ワタシ(とワンコたち)がこちらへ越してくるだけなのだが。
そんな状況なので、弟が母にゴミ出しを頼ることがNGなのだ。
ゴミいっぱいの袋を2つ持って階段を降りてくる弟。
「(ゴミ袋に)名前は?」
との母の問いに
「書いてない」
と答えて去る弟。
あかんやん。
「名前ぐらい自分で書けよ」
と引き戻して書かせた。
その後、延々と説教タイム。
まま弟は聞いちゃいないんだが……。
高次脳機能障害があることで、数字の認識が弱いのは仕方がないとして、工夫することで、もう少しなんとかならないものだろうか? と考える。
服用する薬はカレンダーに貼ることで、日々、忘れることなく、飲んでいる模様。
ってことは同じカレンダーにゴミの日であることは明記すれば、ひょっとしたら意識するのではないだろうか?
STさんもしくはOTさんに仕掛けをお願いしてみよう。
ゴミ出しは時間の限りもあるので、その辺りもネックとなるのだが。
本来ならば、スマホを利用して、管理できると一番良いのだけれど、見てなかったり、意識が他へいっていると気がつかなかったりするので、難しいところである。
ずっと母に頼れる訳ではないのだし、自分で生活できるレベルまであげてほしいと願うのみである。
買い物には、ちゃんと行くのにね。
だから
「ゴミ捨てに行きたくないのだったら、ゴミになるものを買うな」
と最後に言い放って、弟の前を去った怒り心頭なワタシ。
弟の居住空間には、ほぼ入っていないが、もしかしたらゴミ屋敷間近なのかもしれない。
そういや〜外階段と、2階玄関ドアは、燕のフンだらけだな。
一昨年から外階段の上部に燕が巣を作るようになったのでね。
今のOTさんが家事、特に掃除に力を入れてくださっているらしいので、外階段などの拭き掃除もいずれは、弟自身がすることとなると思われるが。
そんな月曜朝。
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