姉弟の歴史。

姉弟の歴史。

ある日の午後の診療。
リハビリを終えて、診療室にて仕事をしようとした弟の姿を見て、「は!?」と思った。
頭にタオルを巻いていたのだ。
ココはどこだ! 何をするところだ!
ってことで
「タオル外す!」
とキツめの口調で指示。
それを見ていた代診の先生。
7月から入っていただいた先生なので、事情を深くは知らない。
でも日々の弟の様子を見ていたら、感づいていらっしゃるはずである。
しょっぱなに「高次脳機能障害なので」と説明した時は、?マークだったようだが、見ていれば自然とわかることである。
そして昨日の土曜は午後2時からの診療なのに、2時を回っても診療室に来ない弟。
どこにいるのか? と思い電話を入れると、どうやらまだ母宅にいた模様。
そこから歩いて帰ってきて、診療室に入ったのが2時半。
仕事をさせるもミスをして
「黄色い方だけ押すのね」
と言うと、不機嫌そうに
「知っとるわ」
との返事。
ミスしたから教えたんだが……。
「はい」
とは答えられないようだ。
苦笑する代診の先生。
ままそうだわなぁ〜。

これは姉弟の歴史が深く関係するのだと思う。
高校生ぐらいまで、さほど違いがあった訳ではないが……。
ワタシは元・公務員(単なる事務屋)。
弟は歯科医師。
ワタシの伴侶は……。
弟の伴侶は……。
卑下するわけではないが、そういったひとつひとつの違いが彼の中には生きていて、きっと歯科治療の知識もない姉に指示されたくないと思っているのであろう。
悲しいがそれが現実なんだと。

ただし、現在はレセコンを打っていることもあって、知識は貯まりつつある。
あくまで知識だけであるが……。
この知識をどう活かすか。
そしてどう反映させるか。
弟には何ひとつ響かないだろうけど。
それでも活かしながら、なんとかしていかねばならない。

今日も午後から、ファイル(歯科治療に使う消耗品)を弟が探しやすくするために、試行錯誤しに診療所へ出向く予定。
チマチマした作業が得意な事務屋なのでね。

そんな日曜朝。
お盆の連休はじまりました。
本業は月火も仕事だけどね。

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