地図を見れば。

地図を見れば。

昨日は弟の年一回の頭部血管造影検査の日だった。
9時の予約だったので、8時にお迎えに行く予定が、このコロナ禍の影響か、数ヶ月前よりも7時台に移動する車の数が増えていて、いつもなら35分で行ける道なのに、50分もかかってしまった。
弟は玄関前で8時前から待っていたのであろう。
申し訳ない。
「ごめんね」
と謝って車内へ。
隣市の総合病院までは20分。
でも朝は混雑するので30分ほどかかる。
しかも公的な総合病院では、全国でトップクラスの利益を出している病院なので、駐車場も朝からダダ混みだ。
弟だけ正面玄関で下ろして、ワタシは裏へ回って15番駐車場へ停める。
駐車場案内のおじさま方の会話によると、昨日はもっと混んでいて、26番駐車場まで満車だったとか。
いやはや。
受付機を通して、脳神経外科で受付を終えて、X線のところに弟は移動していた。
X線の待合は狭くて、ソーシャルディスタンスが取れそうにないので、ワタシは「脳外の方にいるわ」と言って、院内のタリーズでお茶をして、時間を潰した。
タリーズが出来てるのは、ずっと前から知っていたが、初めての利用だった。
待ちが多いので、付き添いのためには、こうした空間は必要だよね。
弟がこちらで手術入院した時には、まだなくて、コンビニで買い出していたっけ。
そのコンビニはいつの間にかなくなっていたけれど。
利用者少なかったのかしら?

そんなこんなで造影検査も無事終わり、頭部血管に難なしとのことなので、半年後の予約を取って本日の任務終了(笑)。

朝の飲食抜きだった弟がお腹が空いていると言うので、途中の喫茶店でモーニング をいただく。
その時にインフルエンザワクチンの話を振って、健常な時は「どこの医院で打っていた?」と尋ねたのだが、名前が一向に出てこない。
「Y医院?」と当たりをつけて問うたが「そこじゃない」と返ってくる。
「地図を見れば解る」とGoogle マップを見ていたが、全く当たりがつかないようだ。
隣市の内科医をいろいろ示すも、反応はない。
数十分経って、やっと「橋のたもと」との言葉が出てきた。
やはりY医院だった。
これが高次脳機能障害、ゲルストマン症候群の難しさである。
ワタシが発した言葉が未知の言葉のように聞こえるのか?
ワタシの指摘はハナっから違うと思い込んでいるのか?
「どうしたら思い出す?」
と問うたが、答えは返ってこなかった。
本人にも脳内でどう思考が働いているのか不明なのであろう。
帰り道、わざとY医院の前を通った。
亡き父もココへ通っていたなぁ〜と思い出しながら。

そんな木曜の午前だった。

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