朝、いつもより5分ほど遅れて弟診療所に来てみると……。
裏玄関が空いていない。
久々の空いていないであった。
以前なら、ワタシは入って、裏玄関の鍵を閉めて、弟が降りてくるまで待っていた。
しかし今日は携帯へ電話を入れる。
「今何時?」
「7時……」
「7時何分!」
「7時30……」
「何やっとるの!」
で終了。
バタバタと降りてきて、入った先は技工室と呼んでいる下仕事をする場所。
滅菌をしようとしたらしいが、朝一にしなければいけないのは、それではなく、釣り銭勘定である。
「何しとるの? 違うやろ!」
でまた居住空間である2階へいく弟。
釣り銭用のバッグを持ってくるのを忘れたらしい。
ってか本当のところ、一体何時だと思っていたのであろうか?
午後???
昨日の午前、スタッフから何かを責められていたのは聞こえてきていた。
滅菌のことだと思われる。
すでにこの兆候は昨日から表出していたのであろう。
短期記憶の明らかな欠如。
時間の概念の欠如。
どこのスイッチが入ってしまったのであろうか?
どこかにスイッチがあるのだと見ている。
とにかくここ数ヶ月は朝の仕事を忘れることはなかったのだから。
先週からの動き、今週に入ってからの動きを再考察せねばなるまい。
しかし土日は近くにいないし、平日も24時間一緒にいる訳でもなく、情報が少なすぎる。
そう言えば、先週、STさんから宿題がちゃんとやれてなかったとの報告を受けて、気にして見ていたのだが、先週から今週にかけては院長室へ宿題のファイルを一度も持ってきていない。
気になって、金曜に
「宿題は?」
と問うたら
「もうやった」
との返答。
本当なんだろうか?
まま出来ていなければ、今日のリハビリ時にまたSTさんから報告があるから良いだろう。
兎にも角にも今日の午前中は少し注意して見ていよう。
そんな火曜朝。
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