お盆休みに入ったところもあるから道路は空いているだろうと、いつもより15分遅く家を出て、7時35分頃に出勤。
レセコンを立ち上げて、本日の診察の準備をしている側で、まだ釣り銭勘定をしている弟の手元をふと見る。
500円が101枚、100円が104枚と記されている。
この小さな手提げ金庫のどこに100枚以上の500円や100円があると言うのだろうか?
一体どうしてそうなった!?
「101枚、104枚ってどこにあるんや?」
と問いかけると、一瞬止まったが、よく分からないようだ。
どうやら今日は不調らしい。
お天気良くないからかね。
「ここ!」
と指差しで教える。
ゆっくり訂正に入る弟。
「ついに脂肪が脳内にも回ったか」
と嫌味を言えども伝わらず。
脳の活動がゆっくりらしい。
致し方がない。
その後、すでに診療時間を回っているし、代診の先生も診療室に入っていると言うのに、院長室で代診の先生のPCが流す映像に見入っている始末。
「何やっとるの! もう始まっとるよ」
とここでも小言(弟から見れば)。
(弟から見て)嫌なヤツNo.1だよな。
円楽師匠が『高次脳機能障害』であることを復帰した高座で話されたとTwitterで知った。
左麻痺とのことなので、言語には大きな障害は残っていないであろう(それでもニュースで見るお話しされる様子が若干辿々しかった)が、短期記憶は落ちているとのこと。
ただし長期記憶で昔覚えた落語は忘れていないと。
有名な方が『高次脳機能障害』を告白してくれるのは、認知度があがるので、とてもありがたい。
弟が長期記憶で昔覚えた治療方法が忘れていないのかもしれないが、遂行障害(段取りが取れない)と短期記憶障害(少し前にやったことを忘れる)があるので、方法だけ頭の中に入っていても、治療ができるわけではない。
それを自覚できていないのが残念である。
どんどん太っていくのも短期記憶障害と言語障害(時間の概念もここに入る)のせいなのであろうか?
時間が分からず、前に食べた記憶がなく、欲望のまま食べ物を買いに行き、お腹いっぱい食べるを続けている。
そりゃ〜太るわなぁ。
仕方がないと諦めるか、それとも他のサポート方法を考えるべきなのであろうか?
いずれは認知が入ってくることも考えねばならないであろう。
脳の組織が通常の人より少ないのだから、その可能性は通常の人よりも高いと思っている。
ワタシはずっと小康状態を保っていなくてはならないんだろうね。
ムチウチを何度もしているし、偏頭痛持ちなので、万全に健康であることは無理だから……。
そんな金曜午前。
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