やすらぎの会。

高次脳機能障害

岐阜の揖斐厚生病院を中心に活動されている失語症の団体『岐阜若い失語症のつどい やすらぎの会』があるのは以前から知っていた。
弟を連れて参加してみようと思っていたが、活動日が土曜のことが多かったので、まだ土曜日も診察していた時期のため、参加できずにいた。
そしてこのコロナ禍。
時々、サイトをのぞくも、活動している様子が見受けられずでスルーしていた。
先日、久々にのぞいたら、9月に会を催すとなっており、早速メールを送った。
がしかし。
その9月は台風の影響で中止となった。
そして10月にリベンジ! との連絡を受けて、参加することとした。
果たしてどのような会なのか? どんな方々が集まっていらっしゃるのか? と不安に思いながらの参加。
若干コミュ障気味なワタシとしては、やはり最初の1歩はちょっとねぇ〜だったりするのである。
ままや! で参加した一昨日。
まず弟をピックアップして、モスでお昼ごはんを食べ、時間調整で会場近くの本屋で本を物色。
小川洋子氏他2冊の文庫本をゲット。
弟も欲しい本があったようだが、決めきれずでタイムアウトとなる。
会場の駐車場は25台あることを確認済みであったので、多くありそうな裏手の駐車場へエントリーして、無事駐車完了。
N-BOXで来たが、SQ2でも十分いけそうである。
次回は長距離(じゃ〜ないけれど:笑)が楽なSQ2で。
そんなこんなで会場イン。
代表の方に挨拶をして、弟は名札がある場所に着席。
ワタシは弟のすぐ後ろの椅子に着席。
どんどん人が集まってくる。
当事者16名、家族などの付き添いが各1名ずつほどで、事務局の方、取材の方を含めるとかなりの人が集まっていた。
にぎやかで明るい会というのが第一印象。
代表の方、事務局の方々のカラーなのであろう。
あ〜これなら楽ちん。
それぞれが近況報告をして、ボッチャを楽しんだ。
(近況報告時に弟が言葉につまると支援者の方が橋渡しをしてくださったが、やはり弟の中でうまくまとまらないので、結局、後ろから「元歯医者って言え」だの「太ってしまいましたと言え」だのと命令するワタシがいた。
良いのか? 悪いのか? パパからは「ダメだ」と一刀両断だったが……)
弟も刺激を受けたらしく
「みんなすごいなぁ」
と帰りの車内で話していた。

ちなみに失語症意思疎通支援者の方が3名派遣されていた。
岐阜県での第1期生の方々だそうだ。
岐阜は早くからこの養成講座を開いているとか。
ワタシが今現在受けているのはどうやら3期目?
付き添いでいらした方の中にも、愛知県で受講された方が数名いらした。
会話パートナーと表現されていた。
県主管の研修とはまた違うのかもしれない。

来月、ワタシの居住地で『岐阜県失語症者のつどい』があるので、微力ながらお手伝いに伺う予定だ(ったが、所用が入ってしまい、弟だけの参加となった)。

ちなみにパパを伴って、弟を夕ごはん食べがてら送っていった帰りに、パパの失語症への勘違いを発見した。
失語症とは脳外傷によって、大脳の言語をつかさどる部分が損傷されたために起こる言葉の障害である。
パパは心因性失声症も同じ失語症だと捉えていた。
失語症に馴染みがない人々も同じじゃないの? とはパパ談。
5年半も薄くではあるが、弟に関わってきたパパでさえ、そういう認識なのだから、ままありえる。

そして弟は参加者さんたちの中で「10代で失語症になって〜」と紹介した方のことを10代だと思っていたらしく、STさんにそう報告していたようだ。
やはり長文の解釈は無理なのであろう。
そういう場面で支援者は必要となる。
失語症も一人一人違うので、実践を積まないとダメと実感する。

そんな水曜朝。

 

しゃん

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白茶たちと楽しい毎日♪ 柑橘系黄色なNEW Kangoo乗り、くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

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