自分の仕事じゃない。

自分の仕事じゃない。

不満が積もり積もっているようだ。
これ(下仕事)は自分の仕事じゃない。
こっち(診療用チェアを指差して)が仕事だ。
と言う。
そして不満があるから、スタッフたちの指示にも文句を言ったり、自分がやったんじゃないと言ったりする。
あ〜ダメなんだ。
以前から自分の仕事じゃないと言っては、真面目にやらないことが多かったが、昨日は本当に酷かったようだ。
原因は多分……と思う節はある。
ただしそうとは言え
「あなたに何が出来るの?」
と問うと膨れっ面したまま、黙り込む。
「本当に治療が出来るのなら、代診のミ先生やム先生がやってみろと勧めてくれるはずだよ」
「勧めてくれないってことはそう言うこと」
と情けなく思いつつ、昨日の最後はスタッフの前で切々と説く。
でも響いてないだろうね。
なぜ俺のやろうとすることを止めるんだ。
意地悪するんだ。
と思っていることだろう。
何度言っても響かない。
病識欠如だからであろう。
STさんから出される宿題さえやっていれば、自分は元に戻れると思い込んでいるのだろう。
なぜそう言う思考になったのかは不明だが……。
無意識に自分自身を守っているのだろうとはパパの意見。
確かにこの現実を無防備な状態で直視は出来ないであろう。
特にプライドの高い人間だった弟には。
だから自分は今でも歯科治療が出来て、STさんの宿題さえやっていれば、言葉が戻って、歯科医師として歩み出せるんだと思い込んでいるのであろう。
しかし事はそんなに単純ではない。
まず治療を組み立てられなかったら意味がないのである。
弟には、それが理解できていないようだ。
そこを直視させるには、どうすべきか?
と昨日も夕ごはんを食べつつ、パパと語り合った。
自分自身が何かをしたいと思った時に、その手順を組み立てさせてはどうだ?
とパパから発案があった。
例えば”どこかへ行きたい”となった時に、どうすればそこへ行けるのかを順序立てて考えさせる。
ほぼ出来ないであろうから、それで直視できるのではないかと。
もし出来れば、それで万事よしである。
それを色々試していく。
そうして順序立てることを学習させる。
またSTさんに相談してみよう。
ワタシではダメなので。

そんな水曜朝。

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