勝ち負け。

高次脳機能障害

どうも弟の中では『負け』は認めたくないようだ。
もちろん姉のワタシに対してである。
昨日、歯科医師会の月例会が催され、3ヶ月分の会費と旅行積立金の集金があった。
弟の財布には月々のこづかいしか入っていない。
もう半月経っているので、こづかいの半分ほどしか残っていないであろう。
つまり集金額には及ばない。
なのに経理を担っているワタシへ「集金があるから」と言ってこない。
この事実をSTさんに投げかけてみた。
「(お金)あるから」との返事だったとのこと。
言い訳であろう。
かつ『姉に伝える』観点が抜けているらしい。
これは”姉=敵”なので仕方ない。
事前に情報を持っている(業務中に弟のLINEを確認)姉は、集金があることを本人から聞き出した。
がしかし。
今朝、医院宛の領収証の宛名書きに弟が自分で自身の名前を書いていたので「勝手に書くな」と小言したついでに「なぜワタシに言えない?」と問うた。
いつものように押し黙ったままである。
代診の先生が出勤されて、タイムアウトとなったので
「ワタシに勝ちたかったら、勝つように自分で努力すればいい」
と言い残して院長室を後にした。

事務全般をワタシが担っているのだが、それが不満なのかもしれない。
ならばせめてレセコンの入力は自分でできるようにするとか、事務仕事の何か一つを自分でできるように努力することが抜けているのである。

高次脳機能障害のせいであるのは明確だが、弟の場合は、努力することが抜けてしまったようだ。
自身の好きなことは続けられるようだが、元来苦手なことには向かえない。
数字は好き、言語は嫌い。
だから計算は、電卓使わずともできるようになりつつある。
リハビリ当初から電卓を使っての計算の宿題を続けているのだが、年末辺りから電卓は使わなくなったようだ(STさん情報)。
でも記憶の代わりとなるメモは取ろうとしない。
メモ取らなくても頭の中にあると思い込んでいる節も見られる。
痛い目に何度もあっているのに学習できない。
そんな感じである。

苦手なことにも、やる気を向けるにはどうしていったらいいのであろうか?
身内であるワタシは「叱る」ではなく「怒る」へ向かってしまうので、STさんや関わりのある人々に進言してもらうように仕向けることで、そこへ向かわせるようにしたいのだが、これがまた難しい。

そんな水曜朝。

しゃん

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白茶たちと楽しい毎日♪ 柑橘系黄色なNEW Kangoo乗り、くも膜下出血で高次脳機能障害となった弟のリハビリに向き合っています。 Sonic ver.m 2002.9.14〜2017.7.8 アスカ 2006.3.28〜2021.3.27 蘭丸 2015.2.7〜 HUALI 2010.6.18〜

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