落ちる。

落ちる。

月曜朝、診療室であれこれやっていたら、ハンドピース用の滅菌器のスイッチが切られていないことに気が付く。
土曜朝の弟の仕事の一つにしてあることだ。
時々忘れる。
主の滅菌器は技工士さんに渡す技工物があるところにあるので、土曜のメインの仕事としてある”技工士さんに技工物を渡す”で目に入るから切るのだが、ハンドピース用は別の場所にあるため、見落とすようだ。
金曜終わりにメイン滅菌器の扉にハンドピース用も切ることとのメモを貼っておくか。
念を入れて、土曜朝に送っているLINEに、”ハンドピース用の滅菌器のスイッチも忘れずに”との一文を増やすことにしよう。
STさん曰く『聴覚<視覚<音(アラームやチャイム)』だそうなので、視覚が案外効くのかと思われる。
今週末に試してみなくては。

要は記憶力と注意力がないってことなのであろうが……。
しかし、どうでも良い昔のことはよく覚えている。

例えば、昔に買った火災報知器(家庭用)を手袋などを入れてある棚に置いてあったことを覚えていて、火災報知器の話をスタッフたちがしていたら、それを取りに来た。
その火災報知器は家庭用であるし、診療所は消防署の立入検査と業者の点検がされて、必要な備品は整え済である。
であるから不必要なものなので、棚を有効活用するため、納戸に移動させた。
このように病前に自分自身が仕舞い込んだものや、大切にしていたものなどの記憶は鮮明に残っている。
しかし病後の記憶はかなり曖昧である。
記憶保持のためのメモ取りも出来ない。
スマホという便利なグッズがあるのだが、それを利用してと考えることもない。

スマホと言えば、少し前にスマホのアプリの万歩計を入れて散歩を促した。
ところが、途中でアプリの動作がおかしくなったそうだ。
先日
「毎日何歩歩いているの」
とたずねたら
「なんかしらん壊れた」
との答え。
壊れたら壊れっぱなしで放置である。
壊れたようだからどうにかしてとの働きかけもない。
まま自分で使おうとして入れたアプリではないかもしれないが……。
そこでアナログに近い活動計なるものをポチって渡しておいたが、果たしてちゃんと使えているのであろうか?
多分、居間のどこかに打ち捨てられているであろう。
つまりはこちらがどう働きかけようとも、本人のやる気がなければ、なんともならないってことなのだ。
やる気。
これをどう導き出すのかにかかっている。
でもこの4年ちょっとの流れからすると、基本、ワタシの言うことは聞かないので、遠回しにアプローチするしかないのが現実である。

考えねばならぬことはてんこ盛り。

そんな月曜正午。

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